「観光資源がない」──周南市地区ではよく耳にする言葉です。
先日、山崎八幡宮を訪れたときに感じたのは、「資源がない」のではなく、「魅せ方が変われば資源になる」ということでした。
境内に足を踏み入れると、目に飛び込んでくるのは彩り豊かな花手水。
涼やかな風鈴の音色に耳を澄ませば、時間がゆっくりと流れていくような感覚になります。
これらは、単なる「映え」を狙った仕掛けではありません。
参拝する人たちが五感で季節を楽しみ、心に残る体験を持ち帰る──そんな想いが込められているのです。
この山崎八幡宮が素晴らしいのは、参拝体験だけにとどまらないことです。
マルシェの開催場所として地元の手仕事やグルメを発信する場になったり、
コスプレ撮影会やフォトウォークの舞台として、写真愛好家や若者たちの交流の場にもなっています。
地域の資源を“使われる場所”に変えたことで、「行ってみたい」「写真を撮りたい」「イベントに参加したい」という動機が次々と生まれています。
この八幡宮の取り組みから学べるのは、「ないもの」を嘆くのではなく「あるもの」をどう活かすかという発想です。
・季節ごとの体験をつくる
・歴史や文化を現代の感覚で見せる
・交流が生まれる場所にする
こうした挑戦を積み重ねることで、地域はもっと面白く、もっと誇れる場所になっていくはずです。
山崎八幡宮の花手水や風鈴、個性ある御朱印、そして地域を巻き込んだイベント活用は、単なる流行ではなく、未来へ続くアップデートです。
この“攻めたおもてなし”をヒントに、周南市地区でも「地域の魅力を育てる一歩」を踏み出せるのではないでしょうか。